私は愛したい

自然の中では自分の歩が何故かゆったりしていた。一回深呼吸。深く、深く息を吸った。体の周りに薄い空気の膜を張るように、空気が体の一部になっていくのを感じるように、息を吸った。私の足の裏は大きな根を張っていた。一歩一歩、地面から養分を受け取るようにゆっくりと足を踏み出した。新しい一歩を出すごとに前の一歩よりも強く根を張っていく感覚があった。この時には既に欠けている自尊心、他人に対する嫉妬心、将来への不安、全てがどうでもよく感じた。どうでもいいと言っても現実逃避した訳ではない。でも、今だけは、今だけこの場所を、、、、私は愛したい。

 

 

この文は家の近くにある大きな公園で歩きながら書きました。

愛したいって書こうとしたのにはじめ間違って「足痛い」って書いてしまい一人で壺に入ってました。よかったら笑ってあげてください。皆さんが幸せでありますように。